100年を迎える「大曲の花火」に寄せて
(2010年メッセージ)

 毎年、70万人もの花火ファンが集う、秋田「大曲の花火」。全国の花火師さんたちが“日本一の花火”を目指す、花火競技会として知られています。(いつものように)ひょんな縁から、大曲を訪ねたのが2006年。地元の人たち、それから県外から訪れる人たちとの交流を通して「花火の街・大曲〜オーラリーオー〜」を書きました。

 8月の第4土曜日、毎年、東京からの新幹線の車内では、行ったことのある人が初めて行く人に対して、熱っぽく「大曲の花火」を語ります。(…今や僕もその口ですが。)窓から見える道路を走る車のナンバーを指さしては「ほら、あの車は○○からよ!」などと盛り上がったりもするそうです。迎える大曲の人たちはというと、年に一度のこのビッグイベントに向けて、花火の街のプライドをかけて準備をしています。そして、花火師さんたちは、この日のために1年かけて用意した渾身の1発を夜空に打ち上げます。それぞれの思いを1番2番3番の歌詞に分け、一つの歌にしたのがこの曲です。

 今回CDに入っている他の2曲も花火をモチーフにした歌です。いさぎよく散る夜空の花火に、僕ら自身の夏の思い出を思い起こしながら、今年も日本の文化・花火大会を楽しむことができたらと思っています。100年を迎える「大曲の花火」に寄せて、今後もますますの花火大会の発展を願うと共に、全国の花火を愛する人たちの心に、僕の書いた「花火のうた」が届けばこんなにうれしいことはありません。

Choji


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